FRBパウエル議長は週末、市場の早期
利下げ観測をけん制したが、米債券市場
では利上げ終了を見込み、米長期金利は
急速に低下した。
指標となる10年物国債の利回りは9月上
旬以来の低水準で取引を終えた。
市場の判断は、利下げに転じるとの
読みである。
なぜ、市場はそう思ったか?これな
パウエル議長の発言を読み取ったと
いうが、そんなことではないだろう。
これまで、自ら無視続けた金融政策
ガイドラインに流石に戻るという見方
のように考える。
FRBは、経済政策を調整するために
テーラールール(Tailor Rule)と呼ばれる
ルールを採用している。
テーラールールは、中央銀行が金融政策
を調整する際に使用するルールの一つで、
特定の経済指標に基づいて適切な金利水準
を設定するためのガイドラインを提供する。
詳しくはかなり専門的なので省略して
テーラールールと金融政策金利FF
を確認すると

急速かつ大幅な利上げが漸く妥当な
水準に到達していることが分かる。
しかし喜んではいられない。もし利下げ
という段階では必ず景気後退を迎える。
つまり、利上げ終了によって、号砲が鳴り、
今度は深刻な景気後退と株式下落が
開始する可能性が高くなる。
来年はこれまでの
累積的な大きなツケを支払う
年となる。
世界中央銀行の利上げの限界が認識され
筒ある中、仮想通貨市場は大幅な上昇
仮想通貨運用企業グレースケールが
GBTCのビットコインETF転換をめぐり
SECを相手に起こした訴訟で控訴裁判所
はSECが再審査するよう正式に命令
により、
いよいよ半減期が半年後に迫る中
米国でビットコインの現物ETF(上場投資信託)
が承認され、株式市場に上場されたるのでは
ないかという期待が熱を帯びている。
投資会社ギャラクシー・デジタルは24日の
市場分析で、米国でビットコインの現物ETFが
承認され、株式市場に上場された場合の
BTC価格への影響を
金とビットコインの投資環境を比較し、
1ドルの資金流入がビットコイン市場に与える
影響が金市場の8.8倍であると評価し
米国の資産管理業界が合計で48兆3,000億ドル
の資産を管理しているとして、
ブローカーディーラーが27兆ドル、
銀行が11兆ドル、RIA(登録投資アドバイザー)が
9兆ドルに区分。それぞれが段階的に
資金をビットコインETFに配分すると想定した。
結果、向こう一年で74%上昇と分析した。
筆者のこれまでの強気の分析がいよいよ
現実のものとなりつつある
足元の分析に変更はなく、黄金分割日柄
61W、41Wからの上昇であり、調整2波は
終了し、2段上げの3波の初期的な上昇に
過ぎないと考えている。

来年の半減期にあたる4月からは上昇5波
を展開すると予想する。
その簡に起こることは、大動乱の金融市場
で現物の金、そしてデジタル金という認識が
定着するのだろう。
そしてデジタル中央銀行通貨による2025年の
国際通貨制度変更の行方がその後の仮想通貨
の運命を決める。