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最後の藁一本

2019. . 16
「現代貨幣理論(Modern Monetary Theory)」を巡る論争が白熱
している。

MMTは自国通貨建ての債務で財政赤字を補える場合、政府の
支出余地が大きいと考え、経済成長のために積極的な
財政出動を提唱する。

実際の実験は行われていて、トランプ政権下の財政支出拡大で
政府債務は22兆ドル(約2450兆円)と過去最大に達し、財政赤字
は19年度から4年連続で1兆ドルを突破する。

米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は「良い経済政策の下では、
財政赤字を気にする必要ない」とする。

AOC(=オカシオコルテス下院議員)もニューグリーン・ディール策
でMMTで論陣を張る。

トランプもAOCや民主党は以外にも繋がっている。トランプと
ペロシ下院議長が実は結託しているというのも納得いく。

さて、MMTは国の財政政策に関するものだが、先々大問題となる
負債は、膨れ上がった企業の社債である。

チャートは、米国企業の商業(設備投資、運転資金)借入の
対GDP比である。

           CI対GDP

過去の米国景気後退では、商業借入の限界は対GDP比で
1割前後。現在は、超金融緩和で2009年世界金融危機を
超えて危険水準にある。

そして、債券市場の評価は、かなり警戒的で、投資適格債
の価格は天井パターンの三尊パターン完成している。

           投資適格債

足元は、三尊パターンのネックラインに定石通り、一旦
戻り、次の大きな変動を予感させ。

金融負債=金融資産、負債が行き詰まれば、資産価格下落が
始まり、資産価格下落は負債解消の中で加速する。

政府も企業もどうしようもない負債、
「最後の藁一本が駱駝(ラクダ)の背を折る」

最後の藁一本、、、、神のみぞ知る。




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【告知】4月セミナーのご案内

2019. . 11
【マーケットクロスオーバー4月 セミナー】

米中貿易戦争による世界経済減速とFRBをはじめとする
欧米中央銀行金融政策正常化の躓き等 金融経済の
不透明感はますます深まっています。

しかし、これは予想通りの展開といえるでしょう。

一方、株式市場は中間反騰となり、望みを繋いでいますが、
激変へのカウントダウンは無慈悲に始まっています。

2025年、新国際通貨体制に至るまで、グローバル金融経済は
大きな試練を迎えるでしょう。しかし、大きな危機は大きな
チャンスです。

人生100年という視点で考えれば、ビジネス、資産形成の最大の
好機といえます。資産保全から資産形成への時機到来です。

今回は、いよいよ迫る激変への備えを皆さんと一緒に
考えたいと思います。
         
マーケットクロスチラシ20190420
    

なお、今回のセミナーは、ワカバヤシFXアソシエイツ主催
となります。
申し込みはワカバヤシアソシエイツとなります。

  申し込み〆切 4月15日です。
      
 日時 2019年4月20日(土曜日)14時から17時
 場所 TKPスター貸会議室四谷   
    〒160-0004 東京都新宿区四谷1-8-6
     ホリナカビル第一会議室
 参加料 5000円              

参加お申し込みは、下記のワカバヤシFXアソシエイツHPより
お願いいたします。
  https://www.wakafxinfo.com/news
        

                

銀行株の危機

2019. . 09
今年はダブル選挙もという声が聞かれるが。
もはやアベノミクスという言葉は首相から発せられない。

アベノミクスの目玉、異次元金融緩和は設備投資需要を
もたらすと考えられたがほとんどが省力化投資や保守維持
に回されたようだ。

マイナス金利導入から3年、銀行の収益の源泉である
「利ざや」の縮小で、銀行は苦境となり決算悪化は加速
している。途中で大幅なマイナス金利(深堀)は反対にあい
実施されなかった。

東証銀行株指数(月足)で見ると、2015年年央から大幅な
下落、一旦中間反騰を経た後、全ての移動平均が収斂する中、
した抜け。
        銀行株0309

現在はアベノミクスから維持しているサポートで下げ止まった。

しかし、一目均衡表の遅行線(赤)は陰転、黄金分割50ヵ月は
下落の時間を大幅に残している。サイクルボトムは来年央。

欧米中央銀行の金融緩和正常化が躓き、日限の異次元金融緩和
はますます出口が見えなくなった。映画のように大団円の終わりは
不可能だろう。

金融セクターの崩壊が起これば、どうなるかは、山一、拓銀、
長銀、日債銀、、と経験してきた。

拓銀破たんでは北海道の企業がどれほどの痛みであったことか
今回は、それを遥かに超える規模と広がりだろう。








景気「時計」

2019. . 02
経産省の鉱工業在庫循環図が公表されている。
詳細は省略して、見方は、反時計まわりで第一象限
が景気の山、対角の第三象限が景気の谷。

景気の「時計」

現在は、景気減速が鮮明となる第二象限の戸口
に立ったところ。時間は進む、、、

       鉱工業生産


「ステルス」値上げ(価格ではなく、量で調整)から
価格値上げとなる状況が報道されている。

景気後退とインフレはスタグフレーション、日本は
世界に先駆け起きるだろうか。

FRBも、欧州中央銀行も金融正常化を断念した。
日銀だけが異次元金融緩和 独立独歩

いずれにしても、異次元金融緩和の限界が
くれば、小康状態だった景気停滞が深刻化する。

チックタック、時間は無慈悲に進む、、、
 チックタック、、、、
   チックタック、、、、

ドルの帰還と崩壊

2019. . 24
このブログで述べてきたとおりの急展開したFRBの
金融政策正常化の急転換。

トランプ大統領へのすり寄りばかりではなく、実際の
米国、世界経済の「危うさ」に対する冷静な判断だろう。

ドル通貨の実態を示す、ドルインデックスは昨年2月から
1年間上昇してきたが、微妙な段階に到達した。

中長期の抵抗線が密集した価格レベルで上昇が
押さえられている。

         ドルインデックス

債務バブルが破綻から、清算のため再びドル保有に殺到、
新興国が危機的な状況となる。

世界に負債としてばらまかれたドルの帰還と同時に始まる
崩壊。

そして最終的な展開である債務バブル清算のための
資産売却で一気にあらゆる資産暴落と深刻な
景気後退が訪れる。

ドルの帰還と崩壊のあと、国際通貨制度の転換が
2025年に始まる。






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