米国は新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた
経済活動の再開を始めた。
20日には感染抑制のために導入した行動制限を
一部緩和する動きが全50州で起きている。
しかし、半分の24州、特に、中西部で制限緩和後に感染が
拡大し、二次感染爆発の可能性は高い。
大戦の相手は無慈悲で、政治家の思惑など全く
無関係である。
ワクチンや特効薬でも出来ない限り、浅はかな願望と深い
切望で2年近く過ごすことになる。
際限のない財政金融政策で短期的な経済損害を
幾許か防いでも実体経済悪化から金融危機に転化
するリスクはかなり高い。
実体経済の企業収益が急減≒失業急増と金融緩和による
株価上昇の乖離は臨界点にいずれ達する。
長期株価バリュー尺度であるシラーPEはリーマンショック時
15倍、現時点では28倍。無制限の金融緩和に超楽観的な
株式市場は熱狂といえる。バブルをもう一度と、、、。
しかし、幸運が重なり、緩やかに回復しても、無制限に
膨らませた金融財政政策の正常化はどうするのか。
FRBはリーマンショック以降の空前の金融緩和に見事に
失敗した。永遠に紙幣を刷り続けることは不可能だ。
経済危機が来るたびに、加速する金融緩和と財政政策
に永遠はない。停止した時には、大きなつけをはらう
ことになる。
溢れかえった「お金」に見合う経済規模になった時
強烈なインフレになる。深刻なデフレあのあとは
深刻なインフレが摂理。
大恐慌から黄金分割90年後の2020年に再び
グレートリセットが始まった。
イランの革命防衛隊は19日、ホルムズ海峡で英石油タンカーを
拿捕(だほ)。一方、英政府は緊急会合を開き閣僚らが情報収集
や対応策を協議。
ハント外相はタンカーの拿捕について「全く容認できない」と
述べ、早期解放を訴えた。
米国のイラン核合意離脱から中東情勢はますます悪化している。
欧州離脱で大揺れ、来週には党首選でジョンソン氏が決まり、
「合意なき離脱」が現実となろうかという状況での緊急事態である。
先週は合意なき離脱への不安からポンドは2年ぶりの水準に
沈んだが、英国株はいまだ大きな下落とはなっていない。
リーマンショック後、大幅な金融緩和政策で英国株も上昇
5波動で駆け上がってきた。ただ、上昇は米国やドイツよりは
抑制的で1.618倍でエリオット波動ターゲットでは最小。

5波動で駆け上がれば、次には急落トレンド入り。これは
複雑系システム株式市場の摂理。
国難が襲い掛かる英国、予想不能なトランプ大統領、、、
世界は歴史的なパラダイムシフトがすでに始まっている。
そして明日は参院選挙。小さな抵抗、、、。
良い方向へのパラダイムシフトを望んで!!
新年あけましておめでとうございます。
日本株のテクニカルモデルは、再上昇をはじめました。
昨年は28%のり―ターンでした。
モデルなので恣意的な解釈はすべきではありませんが
エリオット波動は上昇5波を展開中でしょう。

日本株を取り巻く環境は、まだよいので、要するに米国株
次第。その米国はFRBの政策がいよいよ2018年は大きく
変わるので日本株も今年は利益確保が優先。
では、今年もよろしくお願いします。