中国経済の危機的状況が明らかなのに、常軌を逸した
株式市場上昇が遂に崩落を始めたが、間髪いれず、先週末
利下げが実施された。
長期チャートで上海株を俯瞰してみると、エリオット波動カウント
でいえば、現在、調整Bの(小勢)C波よる急騰であった可能性
を考えている。
5000ポイントは、対数黄金分割78%であり、上髭二本は
天井に相応しいパタンーン。また最高値からの18度レジスタンス
を超えられたのもこの見方をサポートするだろう。
更に18度ダブルペンタゴンのメジャーレジスタンスを四半期足
で上回れなかった。経験則的には更に大幅な下落も覚悟が
必要である。
しかし、実体経済と金融市場の崩落が始まれば、権力闘争
の佳境の中、習主席にとって極めて厳しい状況となる。
権力闘争貫徹に向け、ハードランディング回避のため、
中国金融当局による一層の金融緩和も視野に入れる必要
がある。
その場合、乱高下で、調整4波(トライアングル)で下半期いっぱい
日柄調整経て、もう一波上昇し6000ポンでダブルトップ。
一方、外交的な心配は、国内混乱収拾のため眼を外に向ける
ということにならなければ良いが・・・
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