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お伽噺とWTI

2015. . 18
 7月14日ウィーンで合意に達したイランとP5+1(米、英、仏、露、
中、独)のイラン核開発規制合意は、4月2日に合意した大枠にほぼ
沿ったものだった。

経済制裁の解除の時期は4月2日の合意で米国側が主張していた
時期より早まり、特にエネルギー部門と金融部門の制裁は今年末
までには解除される可能性がある。何としてもこの合意を取り付け
「オバマの成果」にしたかったオバマ大統領の譲歩。

この外交政策は、ビルマやキューバに引き続いて、危険を承知の
上で、外交関係の樹立を目指す「オバマ・ドクトリン」そのもの。
そして、オバマドクトリンはオバマのおとぎ話作り

しかし、このおとぎ話は混沌の「始まりの始まり」になるかもしれない。

イランは米国と核兵器交渉をやりながら、対ISに手を貸し、
アサド政権や、レバノンのヘズボラ、パレスチナのハマスなどの過激
集団を助け、イエーメンでは反政府勢力のフーテイに手を貸すなど、
シーア派の大国として中東地域全体で影響力を増してる。

他方、それに脅威を感じたサウジアラビアはイエーメンでフーテイを
標的にした空爆を開始し、周辺国のクウェイト、カタール、バーレーン、
UAE、ヨルダンなどと組んで、スンニー派の国々の軍事同盟形成
に動き始ている。

イランを生き返らせることで、ISと半分握っているトルコが核開発に
向かうことも予想され、お伽噺話の裏側は、中東は新たな混沌局面
が無限に広がっている。

つまり、このところのWTIの再下落は「トレンド終わりの始まり」

         
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