今週は、金融緩和でゼロ%程度に誘導してきた長期金利が乱高下
超低金利政策の一部が修正されるのではという恐怖が一瞬で広がった。
当ブログのテーマは「金融は複雑系」。
過剰流動性(つまりマネー)で膨れ上がった、積みあがった
資産価値(株高、債券高、不動産価格高、、、)は、過剰流動性
がなくなれば、自壊する。
その過剰流動性はどこから来たか?
初めは10年前の金融恐慌回避のため、世界中の中央銀行が、
金融機関から買取った不良債権(サブプライム、CDS、、、)の代金。
その後続いた大規模金融緩和、異次元金融緩和。
しかし、永遠はない。この異常性から逃げ出すFRB、ECBと
逃げ遅れた日銀が、もがき苦しみ始めたと市場が感じ始めた。
起きることは、10年間の逆回転。いつ起こるかだけの話だろう。
JGB(日本国債)の先物価格月足チャートで市場の声を聞いて
みよう。(友人のオペラ歌手の叱咤激励に応え、少し丁寧に書きます。)
1年半横ばいで異常にボリンジャーバンド
(統計的な1,2,3標準偏差の影)が異常に収斂、同時に
相場の方向性を示唆する遅行スパン(赤線)が陰転開始(青い➡)。
青い影の輪郭は、まるで蛇かワニ。その上顎、舌、下顎がチャート
の複数移動平均。(なので、アリゲーターというテクニカル分析)
この蛇の口(移動平均(が一気に開口し、走り出すと相場のトレンドが
始まる。そして、今は、「嵐の前の静けさ」の状況。
黄金分割サイクルからは、来年央にむけて、大きな変動が
起こる可能性がある。(サイクルもルールがありますが、割愛)

日本で金利上昇が起きてしまえば、金融市場は完全に
スプラッタ―劇場となってしまう。
永遠のゼロ、、、日銀が作る神話。
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