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願望と絶望、グレートリセット

2020. . 25
米国は新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた
経済活動の再開を始めた。

20日には感染抑制のために導入した行動制限を
一部緩和する動きが全50州で起きている。

しかし、半分の24州、特に、中西部で制限緩和後に感染が
拡大し、二次感染爆発の可能性は高い。

大戦の相手は無慈悲で、政治家の思惑など全く
無関係である。

ワクチンや特効薬でも出来ない限り、浅はかな願望と深い
切望で2年近く過ごすことになる。

際限のない財政金融政策で短期的な経済損害を
幾許か防いでも実体経済悪化から金融危機に転化
するリスクはかなり高い。

実体経済の企業収益が急減≒失業急増と金融緩和による
株価上昇の乖離は臨界点にいずれ達する。

長期株価バリュー尺度であるシラーPEはリーマンショック時
15倍、現時点では28倍。無制限の金融緩和に超楽観的な
株式市場は熱狂といえる。バブルをもう一度と、、、。

しかし、幸運が重なり、緩やかに回復しても、無制限に
膨らませた金融財政政策の正常化はどうするのか。
FRBはリーマンショック以降の空前の金融緩和に見事に
失敗した。永遠に紙幣を刷り続けることは不可能だ。

経済危機が来るたびに、加速する金融緩和と財政政策
に永遠はない。停止した時には、大きなつけをはらう
ことになる。

溢れかえった「お金」に見合う経済規模になった時
強烈なインフレになる。深刻なデフレあのあとは
深刻なインフレが摂理。

大恐慌から黄金分割90年後の2020年に再び
グレートリセットが始まった。



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