2021.
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国内は新型コロナの新規感染者数が
低水準で推移しているが、
一方、欧州では感染再拡大が深刻。
また、オーストリアとスロバキアでは
不要不急の外出を認めないロックダウン。
ルーマニアもワクチンパス政策でワクチン
接種促進を加速する。
主要国のドイツでは新規感染者数が
過去のピークを下図のように大きく
上回る。

このように感染状況が再び深刻になり、
クリスマスシーズンを前にした規制強化の
続出で欧州個人消費に不安が広がり、
株式市場に動揺がひろがっている。
インフレによる金利上昇と企業収益懸念
からクリスマスラリーに暗雲という状況。
テクニカルに懸念されるのは大局的には
すでに上昇サイクルの最終局面ではない
かと思われることである。
ドイツ株式指数DAX月足をみると
長期的な上昇チャネルの下限を下回った
反動(経験則では同じ幅で)として、
破天荒な金融財政政策で急速な
最終5波はチャネル上限を突破、
現在、上昇ウェッジ(クサビ)を完成
しつつある。

テクニカルのパターンでは上昇ウェッジの
終了後は急峻で大幅な下落となることが
経験則である。
テクニカル上、来年以降の弱気相場が
予想される。年初から更に大きなショックに
要注意である。
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