2022.
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ロシア国営ガスプロムは7月下旬以降、
ドイツにつながる主要パイプライン
「ノルドストリーム」の供給量は8割削減、
強烈なインフレが更新中である。
ロシアからのガスが止まった場合、2年間で、
2200億ユーロ、日本円にしておよそ30兆円
にのぼるダメージを受けると考えれている。
これは、ドイツのGDP6.5%にあたり、ガスが
止まった場合、ことしの成長率は1.9%に
とどまり、
来年はマイナス2.2%に落ち込むことになる。
そして、エネルギー不足は欧州全体の企業
活動を圧迫する。
アルミ世界大手のノルスク・ハイドロ
(ノルウェー)は、スロバキアの工場で
アルミニウムの生産を9月までに中止。
電気料金の高騰が続き、ユーロ圏製造業
の7月の購買担当者景気指数(PMI)は
、好不況の境目である50を約2年ぶり
下回った。
一方、資源大国ロシアは中東、アジアを
アフリカを取り込む形で拡大BRICSを基盤に
したたかに西欧から離脱している。
ドル通貨経済からの離脱が世界で起きて
いる。
さて、通貨ユーロはこのような状況下、
パリティを大幅に下回り、過去最低に
向かって進みつつある。

サイクルで言えば2024年から25年の
ボトムで何が起こっているのか?
いずれ、ユーロ事態の矛盾が露呈し、
姿を消す運命かもしれない。
しかし、ユーロを心配している場合では
ない。
円の危機はもっと
深刻である。
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