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ユーロの厳しい現実

2022. . 21
ロシア国営ガスプロムは7月下旬以降、
ドイツにつながる主要パイプライン
「ノルドストリーム」の供給量は8割削減、

強烈なインフレが更新中である。

ロシアからのガスが止まった場合、2年間で、
2200億ユーロ、日本円にしておよそ30兆円
にのぼるダメージを受けると考えれている。

これは、ドイツのGDP6.5%にあたり、ガスが
止まった場合、ことしの成長率は1.9%に
とどまり、

来年はマイナス2.2%に落ち込むことになる。

そして、エネルギー不足は欧州全体の企業
活動を圧迫する。

アルミ世界大手のノルスク・ハイドロ
(ノルウェー)は、スロバキアの工場で
アルミニウムの生産を9月までに中止。

電気料金の高騰が続き、ユーロ圏製造業
の7月の購買担当者景気指数(PMI)は
、好不況の境目である50を約2年ぶり
下回った。

一方、資源大国ロシアは中東、アジアを
アフリカを取り込む形で拡大BRICSを基盤に
したたかに西欧から離脱している。

ドル通貨経済からの離脱が世界で起きて
いる。

さて、通貨ユーロはこのような状況下、
パリティを大幅に下回り、過去最低に
向かって進みつつある。

       EUR.png

サイクルで言えば2024年から25年の
ボトムで何が起こっているのか?

いずれ、ユーロ事態の矛盾が露呈し、
姿を消す運命かもしれない。

しかし、ユーロを心配している場合では
ない。

円の危機はもっと
深刻である。



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