日本は、前のめりで、緊急事態宣言が解除された。
企業の資金繰りも3カ月が限界だし、個人もこのままでは
悲惨なことになる。
しかし、無慈悲なコロナウィルスは消滅しない。二次も、三次も
襲ってくる。世界ワクチン競争で成功する公算は不明である。
HIVがあれだけ巨額投資をしてもワクチンは出来ず、薬で発症を
抑えているに過ぎない。HIVは粘膜感染だから防御もできるが
新型コロナウイルスは飛沫、接触感染、排出物感染もあり感染力は
高い。感染をマスで完全に防げば、経済的ダメージが甚大。
韓国、台湾等の東アジアン方式が注目されたが、
韓国政府は28日、制限緩和の基準とした「1日50人」の
感染者数を3週間ぶりに上回新型コロナウイルスの感染者が
再び増加、29日からソウルを含む首都圏で6月14日までの
約2週間、再度外出自粛や在宅勤務を呼びかける。
日本も再び外出自粛となる可能性が高いことは、専門家
の一致した見方であることは周知。政府がいくら前のめりでも
思い通りにはいかない。
新型コロナウイルスの鎮静化が一時的に先行しても、
消滅はしない。ワクチン、特効薬がなければ断続的に緩和
と引き締めが長期間続ということである。
そして、時間とともに経済ダメージの深刻化する可能性が
高くなる。世界経済が大不況となる中、輸出依存の韓国
経済は外貨準備が厳しい。限界を迎えるかもしれない。
韓国ウォン/ドルは、既に長期レジスタンスを上回り1250
手前で中期的な抵抗にあっている。1300を明確に突破
すると急速に韓国ウォン安が起きる可能性が高い。

そのタイミングは、今秋以降には何らかのトリガーが
ひかれるだろう。東アジアン情勢の不安定化する可能性
が日に日に高まっている。
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